フレーズ
エスペラント語の食べ物・飲み物|食事のフレーズ
朝食から飲み物まで、食べるものと飲むものの言葉と、何百もの語を生み出す語の部品を紹介します。
エスペラント語で食べ物は manĝaĵo、飲み物は trinkaĵo です。動詞 manĝi「食べる」と trinki「飲む」に、「具体的なもの」を表す接尾辞 -aĵ- がついた形です。毎日の食事は、matenmanĝo「朝食」、tagmanĝo「昼食」、vespermanĝo「夕食」です。果物・野菜・飲み物の語の多くは、名詞の語尾 -o がついた国際語根なので、見覚えのある語がたくさんあります。カタカナの読み方は近似で、太字と「ー」が、強く読む音節です。
食事と食べること
| 日本語 | エスペラント | カタカナ |
|---|---|---|
| 食事 | manĝo | マーンジョ |
| 朝食 | matenmanĝo | マテンマーンジョ |
| 昼食 | tagmanĝo | タグマーンジョ |
| 夕食 | vespermanĝo | ヴェスペルマーンジョ |
| 間食、軽食 | intermanĝeto | インテルマンジェート |
| 食べ物/飲み物 | manĝaĵo / trinkaĵo | マンジャージョ / トリンカージョ |
| 食べる/飲む | manĝi / trinki | マーンジ / トリーンキ |
| 料理する | kuiri | クイーリ |
食事の名前は複合語です。mateno「朝」+manĝo「食事」。語尾を -i に替えれば動詞になります。Mi matenmanĝas je la sepa – 「私は7時に朝食をとります。」無料講座の第5課では、こうした語を約20個学べます。
日本語の「朝ご飯」「昼ご飯」「晩ご飯」は、matenmanĝo、tagmanĝo、vespermanĝo とそのまま重なります。日本語の「ご飯」は、炊いた米と食事の両方を指しますが、エスペラントでは分かれています。食事は manĝo、米は rizo、炊いたご飯は kuirita rizo です。
果物
| 日本語 | エスペラント | カタカナ |
|---|---|---|
| 果物 | frukto | フルークト |
| りんご | pomo | ポーモ |
| 梨 | piro | ピーロ |
| オレンジ | oranĝo | オラーンジョ |
| レモン | citrono | ツィトローノ |
| バナナ | banano | バナーノ |
| ぶどう | vinbero | ヴィンベーロ |
| 桃 | persiko | ペルスィーコ |
| いちご | frago | フラーゴ |
| すいか | akvomelono | アクヴォメローノ |
複合語がよくあります。vinbero は「ワインの実」(vino+bero)、akvomelono は「水のメロン」です。木を言うときは、pomarbo「りんごの木」のように言います。
野菜
| 日本語 | エスペラント | カタカナ |
|---|---|---|
| 野菜 | legomo | レゴーモ |
| じゃがいも | terpomo | テルポーモ |
| にんじん | karoto | カロート |
| トマト | tomato | トマート |
| 玉ねぎ | cepo | ツェーポ |
| にんにく | ajlo | アイロ |
| きゅうり | kukumo | ククーモ |
| キャベツ | brasiko | ブラスィーコ |
| サラダ | salato | サラート |
| きのこ | fungo | フーンゴ |
Terpomo は、文字どおりには「地のりんご」(tero+pomo)です。
肉・魚・乳製品・パン
| 日本語 | エスペラント | カタカナ |
|---|---|---|
| 肉 | viando | ヴィアーンド |
| 牛肉/豚肉 | bovaĵo / porkaĵo | ボヴァージョ / ポルカージョ |
| 鶏肉 | kokina viando | コキーナ ヴィアーンド |
| 魚 | fiŝo | フィーショ |
| 卵 | ovo | オーヴォ |
| 牛乳 | lakto | ラークト |
| チーズ | fromaĝo | フロマージョ |
| バター | butero | ブテーロ |
| パン | pano | パーノ |
| スープ | supo | スーポ |
| チョコレート | ĉokolado | チョコラード |
Bovaĵo は bovo「牛」に -aĵ- がついた形で、porkaĵo は porko「豚」からできています。ReVo は、viando を、魚を数えない動物の筋肉の部分と定義しています。魚は fiŝo のままです。日本語の「肉」と「魚」も別の語で区別するので、同じ分け方です。
飲み物
| 日本語 | エスペラント | カタカナ |
|---|---|---|
| 水 | akvo | アークヴォ |
| コーヒー | kafo | カーフォ |
| お茶 | teo | テーオ |
| ジュース、果汁 | suko | スーコ |
| レモネード | limonado | リモナード |
| ワイン | vino | ヴィーノ |
| ビール | biero | ビエーロ |
日本語の「ジュース」は、炭酸飲料などの清涼飲料水を指すことがあります。suko は、果物や野菜、肉などからしぼった汁を表す語で(ReVo)、citronsuko は「レモン果汁」です。
味と香辛料
| 日本語 | エスペラント | カタカナ |
|---|---|---|
| 甘い | dolĉa | ドールチャ |
| しょっぱい、塩辛い | sala | サーラ |
| 酸っぱい | acida | アツィーダ |
| 苦い | amara | アマーラ |
| 辛い(ひりひりする) | spica | スピーツァ |
| おいしい | bongusta | ボングースタ |
| まずい | malbongusta | マルボングースタ |
| 新鮮な/生の/熟した | freŝa / kruda / matura | フレーシャ / クルーダ / マトゥーラ |
| 塩/こしょう | salo / pipro | サーロ / ピープロ |
| 砂糖/酢 | sukero / vinagro | スケーロ / ヴィナーグロ |
| 香辛料/シナモン | spico / cinamo | スピーツォ / ツィナーモ |
| からし/バニラ | mustardo / vanilo | ムスタールド / ヴァニーロ |
名詞は gusto「味」、動詞は gusti「〜の味がする」です。La kafo gustas amare – 「コーヒーは苦い味がします。」ReVo は、acida を、酢やレモンのように鋭い、と説明しています。
日本語の「辛い」に注意。 日本語の「辛い」は、唐辛子のようなひりひりする辛さ(spica)にも、塩辛さ(sala)にも使われます。エスペラントは別々の語なので、どちらの辛さなのかを考えて選びます。「おいしい」は bongusta(直訳:「よい味の」)、「まずい」は malbongusta です。
日本の食卓の言葉
| 日本語 | エスペラント | カタカナ |
|---|---|---|
| 米 | rizo | リーゾ |
| 炊いたご飯 | kuirita rizo | クイリータ リーゾ |
| 醤油 | sojsaŭco | ソイサウツォ |
| 豆腐 | tofuo | トフーオ |
| 緑茶 | verda teo | ヴェールダ テーオ |
| 紅茶 | nigra teo | ニーグラ テーオ |
ReVo は、rizo を、アジアでおもに栽培される、白くて栄養のある種をつける穀物(イネ属)と定義しています。sojsaŭco は、sojo の派生語として載っています。sojo は大豆と、そこから作る醤油の両方を表します。豆腐について、ReVo は、国際的にいちばん通じる形として tofuo を挙げ、もっと中立的な語としては sojkazeo を勧めています。
nigra teo(直訳:「黒いお茶」)の語注で、ReVo は、中国語ではこの茶を「紅茶(赤いお茶)」と呼ぶと記しています。日本語の「紅茶」も同じ呼び名なので、色の言い方が日本語とエスペラントで違います。日本語の「お茶」は緑茶を指すことが多いのですが、エスペラントの teo は茶全般で、緑茶は verda teo と言います。
語の組み立て方
少数の接尾辞で、ひとつの語根から語の仲間ができます。語形成、接尾辞、接頭辞もご覧ください。
| 語の部品 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| -aĵ- | 材料や関連のある具体的なもの | bakaĵo 焼き菓子、パン類、dolĉaĵo 甘いもの、ovaĵo 卵料理 |
| -ej- | 場所 | manĝejo 食堂、kafejo 喫茶店、bakejo パン屋、viandejo 肉屋(店) |
| -ist- | それを職業にする人 | kuiristo 料理人、bakisto パン職人、buĉisto 肉をさばく人(肉屋) |
| -uj- | 入れ物 | sukerujo 砂糖入れ、salujo 塩入れ |
| mal- | 反対 | sata 満腹の、malsata 空腹の |
PMEG によると、-uj- は果実のなる木も表せます(pomujo「りんごの木」)が、今は pomarbo のほうを好む人が多いそうです。レストランで注文するには、旅行のフレーズをご覧ください。
食卓のフレーズ
食べるものや飲むものは目的語なので、-n がつきます。Mi manĝas pomon、Mi trinkas teon。対格をご覧ください。
| エスペラント | カタカナ | 日本語 |
|---|---|---|
| Bonan apetiton! | ボーナン アペティートン | 召し上がれ!(おいしく食べてください) |
| Mi malsatas. | ミ マルサータス | おなかがすきました。 |
| Mi soifas. | ミ ソイーファス | のどが渇きました。 |
| Kion vi volas manĝi? | キーオン ヴィ ヴォーラス マーンジ | 何が食べたいですか? |
| Ĉu vi volas ankoraŭ iom? | チュ ヴィ ヴォーラス アンコーラウ イーオム | もう少しいかがですか? |
| Ne, dankon, mi estas sata. | ネ ダーンコン ミ エースタス サータ | いいえ、結構です。おなかがいっぱいです。 |
| Ĝi estas bongusta! | ジ エースタス ボングースタ | おいしい! |
| Mi estas vegetarano. | ミ エースタス ヴェゲタラーノ | 私はベジタリアンです。 |
| Mi ne manĝas viandon. | ミ ネ マーンジャス ヴィアーンドン | 肉は食べません。 |
| Ĉu ĝi enhavas ovojn? | チュ ジ エンハーヴァス オーヴォイン | これは卵を含んでいますか? |
| Teon kun citrono, sen sukero, mi petas. | テーオン クン ツィトローノ セン スケーロ ミ ペータス | レモンを入れたお茶を、砂糖なしでお願いします。 |
soifas は so-i-fas と3音節で、アクセントは i にあります。oi は二重母音ではありません(二重母音になるのは、j か ŭ がつく aj、ej、oj、uj、aŭ、eŭ だけです)。
完全菜食(ヴィーガン)の人は vegano です。kun「〜と一緒に」と sen「〜なしで」のあとには、-n がつきません。これらは前置詞だからです。Je via sano!(乾杯!)のような乾杯の言葉は、祝いと願いのフレーズをご覧ください。
「いただきます」「ごちそうさま」は? 日本語の「いただきます」「ごちそうさまでした」にそのままあたる決まり文句は、エスペラントにはありません。食べ始めるときは、おたがいに Bonan apetiton! と声をかけます。ReVo は、これを食事の前に言う願いの言葉と説明しています。食べ終わったときに感謝を伝えたいなら、Dankon pro la manĝo!「食事をありがとう」や、Estis bongusta!「おいしかったです」と言えば、気持ちは十分に伝わります。
量を表す da
語 da は、量を表す語と、その量で量られるものを結びます。英語の "of" にあたります。
| エスペラント | 日本語 |
|---|---|
| glaso da akvo | コップ1杯の水 |
| peco da kuko | ケーキ1切れ |
| kilogramo da pomoj | りんご1キロ |
| litro da lakto | 牛乳1リットル |
| kulero da mielo | スプーン1杯のはちみつ |
PMEG は、次の規則を挙げています。
- da のあとに -n はつけない。 -n は量を表す語につけます。Mi trinkas glason da akvo – 「私はコップ1杯の水を飲みます。」
- ふつうの数詞のあとに da は要らない。 Mi havas cent pomojn と言いますが、Mi havas centon da pomoj「りんごを100個持っています」は、cento が名詞なので da が入ります。
- da は la、mia、ĝi の前に使わない。 de か el を使います。Ni manĝis iom de la pano – 「私たちはそのパンを少し食べました。」
- 尋ねるには kiom da。 Kiom da sukero vi volas? – 「砂糖はどのくらい入れますか?」
Glaso da vino は「ワインの入ったグラス」、vinglaso は「ワイン用に作られたグラス」です。
日本語の「コップ1杯の水」「ケーキ1切れ」「りんご1キロ」のように、数える単位(助数詞)が先に来て、そのあとに物が来る言い方は、da の使い方とよく重なります。日本語では「水を1杯飲む」と、物のほうに「を」がつきますが、エスペラントでは、-n は量を表す語(glason)につき、akvo にはつきません。
よくある質問
エスペラント語で「食べ物」は何と言う?
Manĝaĵo が食べ物(食べるもの)で、manĝo は食事です。
エスペラント語で朝食・昼食・夕食は何と言う?
Matenmanĝo、tagmanĝo、vespermanĝo です。動詞は matenmanĝi、tagmanĝi、vespermanĝi です。
エスペラント語で「おなかがすいた」「のどが渇いた」は?
おなかがすいたは Mi malsatas か Mi estas malsata、のどが渇いたは Mi soifas です。十分に食べたら、Mi estas sata と言います。
エスペラント語で「召し上がれ」「いただきます」は?
Bonan apetiton! です。ReVo は、食事の前に言う願いの言葉と説明しています。「いただきます」にそのままあたる決まり文句はありません。
出典
- ReVo: manĝi(食事の名前、intermanĝeto)、trinki、apetito、sata、soifi、gusti、acida、spica、viando、bovaĵo、porkaĵo、kulero、vegetarano
- ReVo: rizo、sojo, sojsaŭco、tofuo、teo (verda teo, nigra teo)、suko、supo
- PMEG: AĴ、EJ、IST、UJ、Da – bazaj reguloj、Da – detalaj reguloj
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