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エスペラントの名詞と形容詞|-o・-a・複数形 -j

2つの語尾、複数の -j、そして一致の規則がひとつ。名詞と形容詞に必要なのは、これだけです。

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エスペラントの名詞はすべて -o、形容詞はすべて -a で終わります。どちらも複数なら -j、目的語なら -n がつき、形容詞は必ず名詞に合わせます。bona kato、bonaj katoj、bonan katon、bonajn katojn は、いずれも「よい猫」です。文法上の性はなく、不規則な複数形もありません。

名詞:語尾 -o

-o で終わる語はすべて名詞です。domo は「家」、amiko は「友達」、kuro は「走ること」。語尾が品詞を示すので、ひとつの語根からいくつもの語ができます。bela は「美しい」、bele は「美しく」、belo は「美」。これがエスペラントの語形成の土台です。

belo名詞

名詞に文法上の性はありません。amiko「友達」や instruisto「教師」のように、人を表す語の多くは、性別を示しません。意味のうえで男性を表す語根が少しあり、女性形は接尾辞 -in- で作ります。patro「父」に対して patrino「母」です。接尾辞を参照してください。

複数形:-j

語尾のあとに -j をつけます。domo → domoj(「家々」)、bela → belaj。発音は、-oj が「オイ」、-aj が「アイ」です。domoj はドーモイ、bonaj はボーナイと読みます。

日本語は、普通、複数を表しません。「猫がいる」は1匹でも数匹でも同じです。エスペラントでは、2つ以上のときは必ず複数形にします。du katoj は「2匹の猫」、tri grandaj domoj は「3軒の大きな家」。日本語の「匹・軒・個」のような助数詞は不要で、数詞の後ろの名詞に -j をつけるだけです。unu「1」のときは単数のままです。unu tago は「1日」。

一致:形容詞は名詞に合わせる

形容詞は、説明する名詞と同じ -j と -n をつけます。パターンはこれで全部です。

単数複数
主語bona katobonaj katoj
目的語(-n)bonan katonbonajn katojn
  • La bonaj katoj dormas. – 「いい猫たちは眠っています。」
  • Mi vidas bonajn katojn. – 「私はいい猫たちを見ています。」

順序は変わりません。語尾、次に -j、最後に -n です。ですから katojn であって、katonj にはなりません。複数の目的語の語尾 -ojn は「オイン」と発音します。-n をつける場面は、対格で説明しています。

形容詞と同じ働きをする語も、同じように一致します。mia(私の)などの所有形容詞や、tiu(その)などの相関詞です。miajn amikojn は「私の友達を」、tiujn librojn は「それらの本を」(目的語)。代名詞と相関詞を参照してください。

日本語の形容詞は名詞に合わせて変化しないので、一致は日本語話者が最初につまずく点です。「大きな家々を」の「を」は名詞のあとに1回つくだけですが、エスペラントでは grandajn domojn のように、形容詞にも名詞にも -j と -n をつけます。

日本語には「大きい」のような「い形容詞」と、「静かな」のような「な形容詞」がありますが、エスペラントの形容詞は -a ひとつです。granda「大きい」も trankvila「静かな」も、同じ -a で終わります。

形容詞の位置

形容詞は名詞の前に置くことが多く、日本語(「大きい家」)と同じ順序です。名詞のあとに置いても正しく、bela domo でも domo bela でも「美しい家」の意味になります。語順が変わっても、語尾が、どの名詞にかかる形容詞かを示します。

esti のあとの形容詞

esti(〜である)、iĝi(〜になる)、ŝajni(〜のようだ)のあとの形容詞は、数は一致しますが、-n は決してつきません。

  • La katoj estas bonaj. – 「猫たちはよいです。」
  • La domo ŝajnas malnova. – 「その家は古そうです。」

日本語では「猫たちはいい」と複数形を意識しませんが、エスペラントでは述語の形容詞も複数形(bonaj)にします。また、kaj(と)でつないだ2つの単数名詞を1つの形容詞で説明するときは、複数になります。La tablo kaj la seĝo estas novaj. は「机と椅子は新しいです。」

比較:pli、plej、ol

エスペラントには、比較級の語尾も、「good – better – best」のような不規則形もありません。短い語で表します。

意味パターン例訳
…より〜pli … olPaŭlo estas pli alta ol Petro.「ポールはピーターより背が高いです。」
…ほど〜でないmalpli … olTeo estas malpli forta ol kafo.「お茶はコーヒーほど濃くありません。」
最も〜la plej … ella plej bona el ĉiuj「みんなの中でいちばんよいもの」
最も〜でないla malplejla malplej multekosta「いちばん安いもの」
…と同じくらい〜tiel … kieltiel granda kiel vi「あなたと同じくらい大きい」
まったく同じにsame … kielsame alta kiel mi「私とまったく同じ背丈」

Bona も規則どおりです。pli bona は「よりよい」、la plej bona は「最もよい」。副詞も同じ語で比較します。pli rapide は「より速く」。

日本語では比べる相手が先で、「ピーターより背が高い」の順になります。エスペラントでは、pli alta ol Petro と、形容詞が先、ol(〜より)と相手があとです。語順が逆になることに注意してください。

ol や kiel のあとの語は、完全な文の中で持つはずの役割を保ちます。

  • Mi amas vin pli ol li. – 「私は、彼があなたを愛する以上に、あなたを愛しています。」
  • Mi amas vin pli ol lin. – 「私は、彼を愛する以上に、あなたを愛しています。」

日本語の「彼よりあなたを愛している」は、この2つの意味のどちらにもなり得ます。エスペラントでは、-n の有無で区別できます。

「とても」と「〜すぎる」には、tre と tro を使います。tre granda は「とても大きい」、tro granda は「大きすぎる」。接尾辞 -eg- と -et- は、語の中で程度を変えます。granda → grandega(「巨大な」)、domo → dometo(「小さな家」)。

よくある間違い

間違い正しい形理由
bona katojbonaj katoj形容詞も複数形に合わせる。
Mi havas du kato.Mi havas du katojn.2以上の数詞のあとは複数形。目的語なので -n も必要。
katonjkatojn-j は必ず -n の前。
La katoj estas bonajn.La katoj estas bonaj.esti のあとに -n はつけない。
pli bona ke vipli bona ol vi「〜より」は ol。
Tri hundo dormas.Tri hundoj dormas.日本語の「3匹」の感覚で、複数形を忘れない。

よくある質問

エスペラントの形容詞は名詞に一致しますか?

します。数と格に一致します。名詞に -j や -n がつけば、それを説明する形容詞にもすべてつきます。grandajn domojn は「大きな家々を」(目的語)です。文法上の性がないので、性の一致はありません。

エスペラント語の複数形はどう作りますか?

名詞と、それを説明する形容詞に -j をつけます。nova libro → novaj libroj(「新しい本」)。例外はありません。

「よりよい」「最もよい」はエスペラント語でどう言いますか?

Pli bona が「よりよい」、la plej bona が「最もよい」です。副詞は pli bone「よりよく」、plej bone「最もよく」。

形容詞を名詞の後ろに置けますか?

置けます。domo bela も bela domo も正しく、語尾が、どの語が組になるかを示します。

日本語の助数詞(匹・個・本)に相当するものはありますか?

ありません。du katoj(猫2匹)、tri libroj(本3冊)のように、数詞のあとに複数形の名詞を置くだけです。

出典

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