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エスペラント語の天気と季節の言い方|雨が降る Pluvas・暑い・寒い

天気に「それ」は要りません。Pluvas、Neĝas、Estas varme と言えば伝わります。季節と天気の言葉も、あわせて覚えましょう。

更新日: 約10分で読めます

エスペラント語の天気の動詞には、主語がありません。Pluvas は「雨が降っています」、Neĝas は「雪が降っています」、Tondras は「雷が鳴っています」です。天気や気温を言うときは、estas のあとに副詞を置きます。Estas varme は「暖かいです」、Estas malvarme は「寒いです」。四季は printempo, somero, aŭtuno, vintro です。カタカナの読み方は近似で、太字と「ー」が、強く読む音節です。アクセントは必ず後ろから2番目の母音に置かれます(アルファベットをご覧ください)。

四季

日本語エスペラントカタカナ
春printempoプリンテーンポ
夏someroソメーロ
秋aŭtunoアウトゥーノ
冬vintroヴィーントロ
季節sezonoセゾーノ
雨季pluvsezonoプルヴセゾーノ
乾季seka sezonoセーカ セゾーノ
天気、天候veteroヴェテーロ

季節の名前はふつうの名詞で、小文字で書きます(月は、伝統的に大文字で書かれます)。ReVo は、printempo が tempo「時」で終わっていても、ひとつの語根として扱っています。季節の区切りはグレゴリオ暦で定められていて、北半球の春はおよそ3月21日から6月21日まで、南半球の春はおよそ9月23日から12月21日までです。

日本語の「春夏秋冬」は、printempo, somero, aŭtuno, vintro と、順序もそのまま対応します。printempo、vintro、ŝtormo のように子音が続く語は、カタカナでは母音が入りますが、実際には母音を足さずに、子音を素早く続けます(アルファベットをご覧ください)。日本の梅雨のように、雨の多い季節は pluvsezono「雨季」で言い表せます。

「夏に」はどう言う?

型エスペラント日本語
名詞+-eSomere mi naĝas en la maro.夏には海で泳ぎます。
en la+名詞En la somero ni veturis al la maro.その夏、私たちは海へ出かけました。
dum la+名詞Dum la vintro la tagoj estas mallongaj.冬のあいだは、日が短いです。
ĉi-+名詞+-eNi havis malmulte da neĝo ĉi-vintre.今年の冬は、雪が少なかったです。
形容詞+名詞+-nVenontan someron mi vojaĝos.今度の夏に、旅行します。
tuta+名詞+-nNeĝis la tutan vintron.冬のあいだずっと雪が降りました。

語尾 -e は、名詞を時を表す副詞にします。somere「夏に」、vintre「冬に」、matene「朝に」(副詞をご覧ください)。somere も en la somero も正しい形です。ReVo が引用する Fundamento の練習問題には、冠詞のない en somero や en vintro さえあります。

前置詞なしで、時を表す名詞に対格 -nをつけると、時点や期間を表します(PMEG)。la sekvan dimanĉon「次の日曜日に」と同じように、pasintan vintron は「この前の冬に」、la tutan vintron は「冬のあいだずっと」です。ĉi は「これ、話し手に近いもの」を表し、PMEG は ĉi-nokte「今夜」や ĉi-jara「今年の」のような複合語を挙げています。ĉi-vintre、ĉi-somere も同じ作りです。日本語の「今年の冬」「この夏」は、エスペラントでは1語で言えます。

天気の言葉

日本語エスペラントカタカナ
空ĉieloチエーロ
太陽sunoスーノ
日ざしsunbriloスンブリーロ
雲nuboヌーボ
霧、もやnebuloネブーロ
雨pluvoプルーヴォ
雪neĝoネージョ
ひょうhajloハイロ
氷glacioグラツィーオ
霜prujnoプルイノ
厳しい寒さ(水が凍る寒さ)frostoフロースト
虹ĉielarkoチエラールコ
風ventoヴェーント
そよ風ventetoヴェンテート
強風、暴風ventegoヴェンテーゴ
嵐ŝtormoシュトールモ
ハリケーンuraganoウラガーノ
台風tajfunoタイフーノ
稲妻fulmoフールモ
雷tondroトーンドロ
雷雨fulmotondroフルモトーンドロ

日本語の「霜」は prujno で、ReVo は、寒い夜に凍った露や霧と定義しています。frosto は霜ではなく、水が凍るほどの厳しい寒さです。日本語の「台風」は tajfuno で、ReVo は、海の上で生まれる熱帯低気圧の暴風と定義しています。

対応する形容詞は -a で終わります。suna tago「晴れた日」、nuba「曇りの」、sennuba「雲のない」、pluva「雨の」、neĝa「雪の」、venta「風の強い」、glacia「氷の、凍った」、seka「乾いた」、malseka「湿った、ぬれた」、kota「泥だらけの」。vetero には、ふつうの形容詞を使います。bela vetero「よい天気」。

天気の動詞:主語も「それ」も要らない

英語は "it rains" のように、仮の主語 it を置きますが、エスペラント語は置きません。PMEG は、このような動詞に ĝi を使わないよう、はっきり述べています。Hodiaŭ pluvas であって、Ĝi pluvas hodiaŭ ではありません。ザメンホフの Ĝi estis varmega posttagmezo にある余分な ĝi は消え、今日では誤りとされる、とも述べています。代名詞をご覧ください。

日本語は「雨が降る」「雪が降る」「風が吹く」「雷が鳴る」と、名詞と動詞を組み合わせて言います。エスペラントの pluvi「雨が降る」、neĝi「雪が降る」、venti「風が吹く」、tondri「雷が鳴る」は、この全体を1語で表す動詞です。日本語の言い方にならって La pluvo falas と組み立てても、文法的には成り立ちますが、天気を言うふつうの形は Pluvas です。

エスペラント日本語不定詞カタカナ
Pluvas.雨が降っています。pluviプルーヴァス
Neĝas.雪が降っています。neĝiネージャス
Tondras.雷が鳴っています。tondriトーンドラス
Fulmas.稲妻が光っています。fulmiフールマス
Hajlas.ひょうが降っています。hajliハイラス
Ventas.風が吹いています。ventiヴェーンタス
Frostas.凍えるほど寒いです。frostiフロースタス
Ŝtormas.嵐が吹き荒れています。ŝtormiシュトールマス
Sunas.日が照っています。suniスーナス
Tagiĝas.夜が明けます。tagiĝiタギージャス

ふつうの語尾で時制が表せます(動詞をご覧ください)。Hieraŭ pluvis「昨日は雨でした」、Morgaŭ pluvos「明日は雨でしょう」。副詞で強さも言えます。Pluvas forte「雨が激しく降っています」、Neĝas multe「雪がたくさん降ります」。

雨以外のものが雨のように降る場合は、その降ってくるものが主語になるので、-n はつきません。Pluvis ŝtonoj sur la tegmenton は「石が屋根に降り注ぎました」です。PMEG は、ここで ŝtonojn と言わないよう注意しています。

「暖かい」:Estas varme

estas に本当の主語がないとき、状況を表す語は形容詞ではなく、-e で終わる副詞です(PMEG)。Estas varme であって、Estas varma ではありません。PMEG 自身の例にも、Estas mallume「暗いです」があります。

日本語の「暑いですね」「寒いな」も、主語を言わずに形容詞だけで天気を言います。Estas varme と同じ発想ですが、エスペラントでは形容詞ではなく、-e の副詞にします。

エスペラント日本語
Estas varme.暖かいです。
Estas malvarme.寒いです。
Estas sune.晴れています。
Estas nube, sed ne pluvas.曇っていますが、雨は降っていません。
Estas nebule.霧が出ています。
Estas malseke.ぬれています。
Estas tro malvarme por naĝi.寒すぎて泳げません。

主語があるときは、形容詞に戻り、主語に一致します。La vetero estas varma は「天気は暖かいです」(主語は vetero)、Estas bela vetero は「よい天気です」(形容詞は vetero についています)。

自分がどう感じるかを言うには、動詞 varmi と malvarmi を使います。ReVo は、それぞれ、暖かい、寒いという状態にあること、またはそう感じることと定義しています。Mi malvarmas は「私は寒いです」、Al mi varmas は「私は暖かく感じます」、Ĉu tro varmas? は「暑すぎますか?」です。Mi frostas は「凍えています」で、ReVo は、frosti を、凍るような寒さを感じることと定義しています。

気温

エスペラント日本語
Kiom da gradoj estas ekstere?外は何度ですか?
Estas dudek gradoj.20度です。
Estas dudek du gradoj celsiaj.摂氏22度です。
Estas dek gradoj super nulo.プラス10度です。
Estis dek gradoj sub nulo ĉi-matene.今朝は氷点下10度でした。
La temperaturo nun estas minus dek gradoj.気温は今、マイナス10度です。
Morgaŭ estos pli varme.明日はもっと暖かくなります。

数を先に言い、そのあとに gradoj「度」を続けます(「1度」は unu grado)。数をご覧ください。PMEG は、気温の符号の読み方を2通り挙げています。+10° は plus dek gradoj か dek gradoj super nulo、−10° は minus dek gradoj か dek gradoj sub nulo です。日本語の「マイナス10度」「氷点下10度」「零下10度」は、どれも同じ意味で、エスペラントでは上の2通りで言えます。

接尾辞 -eg-「より強い」と -et-「より弱い」で、程度の段階が作れます。malvarmega「とても寒い」、malvarma「寒い」、malvarmeta「ひんやりした」、varma「暖かい」、varmega「とても暑い」。天気の文にするには、-a を -e に替えます。Estas varmege「とても暑いです」。

ReVo によると、varma は伝統的に、心地よい穏やかな暖かさを表し、varmega は、不快なほどの、ときには焼けつくような暑さを表します。辞書 PV と PIV ではこの区別が失われましたが、ロシア語やドイツ語を話すエスペランティストは、今も守っています、とも述べています。

日本語の「暑い・寒い」との対応

日本語は、気温の感じ方を「暑い・暖かい・涼しい・寒い」と細かく言い分けます。エスペラントでは、varma と malvarma に -eg- と -et- をつけて、程度で言い分けます。おおよその目安は次のとおりです。

日本語エスペラント目安
暑いvarmega不快なほどの暑さ(ReVo)
暖かいvarma心地よい暖かさ(ReVo)
涼しい、ひんやりしたmalvarmeta少しだけ冷たい
寒いmalvarma
凍えるほど寒いmalvarmega

日本語は、気温の「暑い」と、ものに触れたときの「熱い」を別の語にし、「寒い」と「冷たい」も分けます。エスペラントは、どちらにも同じ varma、malvarma を使います。varma teo は「温かいお茶、熱いお茶」、malvarma akvo は「冷たい水」です。

天気の語から語を作る

語部品日本語
pluvegopluv·eg·o土砂降り
pluvetopluv·et·o小雨、霧雨
pluveropluv·er·o雨粒
neĝeroneĝ·er·o雪のひとひら
neĝulo、neĝhomoneĝ·ul·o、neĝ·hom·o雪だるま
pluvneĝopluv·neĝ·oみぞれ(落ちながら溶ける雪)
senpluvecosen·pluv·ec·o日照り、干ばつ
pluvombrelo、sunombrelopluv·ombrel·o、sun·ombrel·o雨傘、日傘
pluvmantelopluv·mantel·oレインコート
fulmotondrofulm·o·tondr·o雷雨
ĉielarkoĉiel·ark·o虹
malvarmumomal·varm·um·o風邪

接尾辞 -er- は、かたまりの一片を表すので、neĝero は neĝo の一片です。動詞の形もあります。pluveti「小雨が降る」、pluvegi「土砂降りになる」。ReVo は、ombrelo 自体を、雨や日ざしを防ぐ持ち運びのできる盾と定義していて、pluvombrelo と sunombrelo が、どちらなのかを言い分けます。日本語の「雨傘」と「日傘」と同じ作りです。

「寒さ」には注意してください。malvarmo は低い気温のことで、malvarmumo は病気の「風邪」です。日本語では「寒さ」と「風邪」はまったく別の語ですが、エスペラントでは形が似ているので、取り違えないようにしましょう。くわしくは語形成をご覧ください。

-iĝ-「なる」のついた動詞は、単独でも使えます。Aŭtune pli kaj pli malvarmiĝas は「秋にはだんだん寒くなります」、Vesperiĝas は「日が暮れます」です。

天気の話をする

エスペラント日本語
Kia estas la vetero en via urbo?あなたの町の天気はどうですか?
Kia bela tago!なんてすてきな日でしょう!
Pluvas, prenu ombrelon.雨が降っています。傘を持っていってください。
Surmetu mantelon, ĉar estas malvarme.寒いので、コートを着てください。
Ĉu morgaŭ pluvos?明日は雨が降りますか?
Laŭ la veterprognozo morgaŭ neĝos.天気予報によると、明日は雪です。
Kiun sezonon vi plej ŝatas?どの季節がいちばん好きですか?
Mi plej ŝatas la printempon.私は春がいちばん好きです。

Kia bela tago! は、日本語の「いい天気ですね」にあたる軽い一言として使えます。最後の2文は対格を使います。季節は ŝatas の目的語なので、-n がつきます。日本語では「春が好き」と「が」を使いますが、エスペラントの ŝati の対象は目的語です。対格をご覧ください。

よくある質問

エスペラント語で「雨が降っています」はどう言う?

Pluvas. です。「それ」にあたる語はありません。天気の動詞には主語がなく、PMEG は ĝi を加えないよう述べています。過去は Pluvis、未来は Pluvos です。

エスペラント語で「寒い」「暑い」はどう言う?

Estas malvarme(寒い)と Estas varme(暖かい)で、とても暑いときは Estas varmege です。estas のあとの語は、-e で終わる副詞です。

エスペラント語で季節は何と言う?

Printempo(春)、somero(夏)、aŭtuno(秋)、vintro(冬)で、どれも小文字で書きます。

エスペラント語で「冬に」はどう言う?

Vintre か en la vintro です。「今年の冬」は ĉi-vintre、「この前の冬に」は pasintan vintron と言います。

エスペラント語で気温はどう言う?

数と gradoj を言います。Estas dek gradoj. 氷点下は minus dek gradoj か dek gradoj sub nulo です。

エスペラント語で「台風」「梅雨」「霜」は何と言う?

台風は tajfuno、霜は prujno です。梅雨のように雨の多い季節は、pluvsezono「雨季」で言い表せます。

出典

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