Esperantopedia

学習

エスペラント語のよく使う単語100語

この100語を覚えれば、ふつうのエスペラントの文章に出てくる語の約半分が、見てわかるようになります。

更新日: 約5分で読めます

エスペラントで最もよく使われる100語は、1,000万語を超えるコーパス Tekstaro の全単語の52.7%を占めます。大半は la「その」、de「〜の」、kaj「そして」のような短い文法語で、ほかに、よく使う動詞、名詞、形容詞が少し入ります。下の表は、100語すべてを、頻度順に、日本語訳と品詞つきで挙げたものです。

このリストの作り方

順位は、Tekstaro de Esperanto の頻度表に基づきます。これは、Esperantic Studies Foundation のコーパスで、2002年から Bertilo Wennergren が作っています。リストは、2023年3月15日付のコーパスから作成され、CC BY-SA 4.0 ライセンスで Wiktionary に公開されています。各語は基本形で数えます。複数の -j と対格の -n は除き、動詞のあらゆる形は -i の不定詞にまとめます。つまり、estas, estis, estos はどれも esti「〜である」に数えられます。

日本語訳と品詞は、当サイトの作成です。文法語の多くは複数の使い方があり、表には主なものを挙げています。「小辞」は、ne や ĉu のように語尾を持たず、品詞に分類しにくい短い語です。

100語のリスト

順位エスペラント日本語品詞
1laその冠詞
2de〜の、〜から、〜による前置詞
3kajそして、〜と接続詞
4en〜の中に、〜の中へ前置詞
5esti〜である、いる、ある動詞
6al〜へ、〜に前置詞
7mi私代名詞
8ne〜ない、いいえ小辞
9kiuだれ、どの、〜する人相関詞
10li彼代名詞
11ke〜ということ(「私は〜と知っている」の「と」)接続詞
12por〜のために、〜するために前置詞
13tiuその人、そのもの、その相関詞
14pri〜について前置詞
15ili彼ら、それら代名詞
16viあなた、あなたたち代名詞
17sedしかし接続詞
18ĝiそれ代名詞
19sia自分の(主語自身の)所有形容詞
20kun〜と(いっしょに)前置詞
21kielどのように、〜のように、〜として相関詞
22tioそれ(もの・こと)相関詞
23el〜の中から、〜から前置詞
24ni私たち代名詞
25pliより多く、もっと副詞
26ŝi彼女代名詞
27poviできる動詞
28oni(一般の)人々、人は代名詞
29per〜によって、〜で(手段)前置詞
30diri言う動詞
31ĉiuすべての、だれでも相関詞
32sur〜の上に前置詞
33aŭまたは接続詞
34mia私の所有形容詞
35da〜の(量を表す語のあと)前置詞
36nur〜だけ副詞
37havi持つ動詞
38ankaŭ〜も副詞
39aliaほかの形容詞
40ĉu〜か(はい・いいえの疑問の印)、〜かどうか小辞
41lia彼の所有形容詞
42kiamいつ相関詞
43dum〜の間に前置詞
44seもし〜なら接続詞
45ĉi近いことを示す:tiu ĉi「これ」小辞
46ĉarなぜなら接続詞
47unu1数詞
48si自分自身代名詞
49kio何相関詞
50plej最も副詞
51pro〜のせいで、〜のために(原因)前置詞
52jaro年名詞
53post〜のあとに、〜の後ろに前置詞
54fariする、作る動詞
55ol〜より(比較)接続詞
56devi〜しなければならない動詞
57tielそのように、そんなに相関詞
58ĉe〜のところで、〜のそばに前置詞
59granda大きい、偉大な形容詞
60viaあなたの所有形容詞
61eĉ〜でさえ副詞
62jamすでに副詞
63inter〜の間に前置詞
64homo人、人間名詞
65nun今副詞
66lingvo言語名詞
67nia私たちの所有形容詞
68lando国名詞
69laŭ〜によれば、〜に沿って前置詞
70antaŭ〜の前に前置詞
71treとても副詞
72Esperantoエスペラント名詞
73tamenしかし、それでも副詞
74du2数詞
75tieそこに相関詞
76nova新しい形容詞
77doだから、それでは小辞
78ĝis〜まで前置詞
79kontraŭ〜に対して、〜の向かいに前置詞
80vidi見る動詞
81ilia彼らの所有形容詞
82je意味を持たない前置詞(je la tria「3時に」)前置詞
83voli望む、〜したい動詞
84multa多くの形容詞
85tiaそのような相関詞
86scii(事実を)知っている動詞
87unua最初の形容詞(序数)
88ĝiaそれの所有形容詞
89tuteまったく副詞
90kelkaいくつかの(ふつうは kelkaj)形容詞
91veni来る動詞
92okazi起こる動詞
93mem自分自身(強調)小辞
94tuta全体の形容詞
95kieどこ相関詞
96iuだれか、ある相関詞
97ankoraŭまだ、なお副詞
98tiamそのとき相関詞
99internacia国際的な形容詞
100jaたしかに、なにしろ小辞

リストからわかること

文法語が多数を占めます。 リストの約3分の2は文法語で、前置詞、代名詞、所有形容詞、接続詞、小辞、相関詞、数詞、冠詞です。これらの閉じたグループは小さく、エスペラントの前置詞は全部で33個、相関詞は45個しかありません。早い時期に覚えると、効果がすぐ出ます。前置詞、代名詞、相関詞を参照してください。

最初の内容語は基本的なものです。 いちばんよく使われる動詞は esti, povi, diri, havi, fari, devi, vidi, voli, scii, veni, okazi、いちばんよく使われる名詞は jaro, homo, lingvo, lando です。

最初の数百語を過ぎると、増え方はゆるやかです。 同じリストで、500語はコーパスの68.8%、1,000語は76.2%、2,000語は83.5%、10,000語は96.1%をカバーします。

よく使う語の数ごとの、コーパスに占める割合
データを表示
よく使う語の数コーパスに占める割合
10052.7%
20059.6%
50068.8%
1,00076.2%
2,00083.5%
5,00091.7%
10,00096.1%

語形成は、知っている語を何倍にも増やします。1つの語根から多くの語ができます。san- からは、sana「健康な」、malsana「病気の」、malsanulo「病人」、malsanulejo「病院」ができます。そのため、語根のリストは、同じ数の英単語より多くのことを教えてくれます。語形成を参照してください。

日本語話者のための覚え方

前置詞は日本語の助詞と結びつける

上位100語の前置詞は、日本語の助詞に近い役割をします。ただし、助詞は名詞のあとにつき、前置詞は名詞の前に置きます。

エスペラント日本語の助詞の目安例
deの、からla libro de Petro「ピーターの本」
alへ、に(相手・方向)al la urbo「町へ」
enに、で(〜の中)en la ĉambro「部屋の中で」
elから(中から)el la domo「家の中から」
kunと(いっしょに)kun amiko「友達と」
perで(手段・道具)per trajno「電車で」
priについてpri la vetero「天気について」
porのためにpor vi「あなたのために」

すべての対応は、前置詞33個の一覧にまとめています。

英語由来のカタカナ語を手がかりにする

上位100語には、日本語のカタカナ語(外来語)と語源が同じ、または近い語があります。カタカナ語を思い出すと、覚えやすくなります。

エスペラント意味手がかりになるカタカナ語
vidi見るビデオ(ラテン語で「私は見る」)
scii知っているサイエンス(ラテン語 scire「知る」)
diri言うディクショナリー、ディクテーション
veni来るイベント、コンベンション(ラテン語 venire「来る」)
homo人、人間ヒューマン、ヒューマニズム
lingvo言語バイリンガル
granda大きいグランド(グランドピアノ)
multa多くのマルチ(マルチメディア)
inter〜の間にインター(インターネット)
internacia国際的なインターナショナル

ただし、カタカナ語と意味が少しずれる語もあります。確認には辞書を使ってください。

このリストの限界

Tekstaro は書き言葉だけを集めています。ザメンホフの作品(聖書の翻訳を含む)、ほかの古典、比較的新しい文章です。そのため、internacia のような語が上位100語に入り、2番目の100語には s-ro(sinjoro「〜氏」の略語)、UEA、Eternulo「永遠なる者(神)」のような語が現れます。日常の会話で使う言葉は、ずっと下位にあります。danki「感謝する」は1,041位、saluto「あいさつ」(Saluton! の語)は1,870位です。話し言葉のフレーズは、基本のエスペラントのフレーズをご覧ください。日常の例文をもとにした、もっと長いリスト(CSVとAnkiのダウンロードつき)は、エスペラント語の頻出単語1000語にあります。

ほかに2つ、役に立つ資料があります。エスペラント・アカデミーの Baza Radikaro Oficiala(1974年)は、以前の頻度表を比較して、約2,500の基本要素(大半は語根)を9つのグループに分けたものです。ザグレブ方式は、1970年代の終わりからザグレブで開発され、出現頻度が高い約500の形態素(語根と接辞)を中心に、入門講座を組み立てています。

よくある質問

エスペラント語でいちばんよく使われる単語は?

冠詞の la「その」です。そのあとに、de「〜の」、kaj「そして」、en「〜の中に」、esti「〜である」が続きます。

エスペラント語を話すには何語必要?

ザグレブ方式に基づく入門講座は、簡単な会話のために、頻度の高い約500の形態素(語根と接辞)を教えます。語根と接辞は組み合わせられるので、500語よりずっと多くの語が手に入ります。

エスペラント語には単語がいくつある?

数千の語根と、そこから作られる、数の決まっていない語があります。アカデミーの公式辞典は約5,000の要素を載せており、Wiktionary の頻度表だけでも15,000の語形に順位をつけています。

エスペラント語の頻度表はどこでダウンロードできる?

Tekstaro のリストは Wiktionary にあります。英訳つきで処理しやすい版は、GitHub(Vanege)にあります。どちらも CC BY-SA 4.0 ライセンスです。

出典

Esperantopediaがお役に立てたなら、サイトを応援することもできます。