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エスペラント語の会話表現|意見・同意・つなぎ言葉・電話

会話をつなぐ短い表現です。意見を言う、同意する、聞き返す、気持ちよく切り上げる。

更新日: 約9分で読めます

意見を言うときは、Laŭ mi…(ラウ ミ)「私の考えでは…」か、Mi pensas, ke…(ミ ペーンサス、ケ)「…と思います」と言います。同意は Mi konsentas(ミ コンセーンタス)か Vi pravas(ヴィ プラーヴァス)「その通りです」、反対は Mi ne konsentas です。nu、do、ja のような短い語が、会話をなめらかにつなぎます。表現は、何をしたいかでまとめました。あいさつ、別れ、自己紹介はあいさつと基本のフレーズをご覧ください。カタカナの読み方は近似で、太字と「ー」が、強く読む音節です。強く読むのは、いつも後ろから2番目の母音です(アルファベットを参照)。

意見を言う

エスペラントカタカナ日本語
Laŭ mi…ラウ ミ私の考えでは…
Mi pensas, ke…ミ ペーンサス、ケ…と思います。
Mi opinias, ke…ミ オピニーアス、ケ…という意見です。
Mi kredas, ke…ミ クレーダス、ケ…と固く信じています。
Mi supozas, ke…ミ スポーザス、ケ…と推測します。
Ŝajnas al mi, ke…シャーイナス アル ミ、ケ私には…のように思えます。
Kion vi pensas pri tio?キーオン ヴィ ペーンサス プリ ティーオそれについてどう思いますか?

動詞によって強さが違います。ReVo は opinii を、意見を持つこと、判断することと定義し、pensi の意味のひとつにも「opinii」を挙げています。ですから Mi pensas, ke… が、日常の「〜と思う」です。Kredi はもっと強く、ReVo の第1の意味は固い確信で、弱い意味の「思う」には evitinde「避けるべき」と注記しています。ReVo が日本語訳に挙げるのは「信じる」だけなので、軽い気持ちの「〜と思う」に kredi を使うと、「固く信じている」という強い言い方になります。推測には supozi(確かな証拠なしに、仮に認める)か ŝajni al(〜に思える)を使います。PMEG は Laŭ mi を Mi opinias, ke… と同じものとして扱っています。

同意と反対

エスペラントカタカナ日本語
Mi konsentas.ミ コンセーンタス賛成です。同意します。
Mi samopinias.ミ サモピニーアス私も同じ意見です。
Vi pravas.ヴィ プラーヴァスその通りです。
Certe.ツェールテもちろん。確かに。
Jes ja!イェス ヤまったくその通り!
Eble.エーブレたぶん。
Ne nepre.ネ ネープレ必ずしもそうではありません。
Mi ne konsentas.ミ ネ コンセーンタス反対です。同意しません。
Mi pensas, ke vi eraras.ミ ペーンサス、ケ ヴィ エラーラスあなたは間違っていると思います。
Vi malpravas.ヴィ マルプラーヴァスあなたは間違っています。
Tute ne.トゥーテ ネまったく違います。

Pravi は動詞です。ReVo は esti prava「正しい、道理にかなっている」と定義し、日本語訳に、pravi は「正しい」「道理にかなっている」、malpravi は「間違っている」を挙げています。ですから Vi pravas に estas は要らず、形容詞を使った Vi estas prava も正しい言い方です。Vi malpravas はきっぱりした言い方で、Mi pensas, ke vi eraras のほうがやわらかく聞こえます。人には kun、点には pri を添えます。Mi konsentas kun vi pri tio. – 「その点で、私はあなたに賛成です。」ReVo によると、konsenti は、ある点についての同意で、ふつう話し合いのあとに得られるものです。

Ĉu vi ne konsentas? のような否定疑問文への jes と ne は、2通りに読めます。PMEG は、短い文を添えるよう勧めています。Jes, mi konsentas、または Ne, mi ne konsentas。日本語の「はい」「いいえ」と同じ働きとはかぎらないので、くわしくは、下の「否定疑問文に答えるとき」と、疑問文と否定をご覧ください。

聞き返す、わからないと言う

エスペラントカタカナ日本語
Kion vi diris?キーオン ヴィ ディーリス何と言いましたか?
Pardonu, mi ne komprenis.パルドーヌ、ミ ネ コンプレーニスすみません、わかりませんでした。
Ĉu vi povas ripeti?チュ ヴィ ポーヴァス リペーティ繰り返していただけますか?
Bonvolu paroli pli malrapide.ボンヴォール パローリ プリ マルラピーデもっとゆっくり話してください。
Kion signifas la vorto "do"?キーオン スィグニーファス ラ ヴォールト ド「do」という語は、どういう意味ですか?
Kion vi volas diri per tio?キーオン ヴィ ヴォーラス ディーリ ペル ティーオそれは、どういう意味ですか?
Ĉu mi bone komprenis?チュ ミ ボーネ コンプレーニス私の理解で合っていますか?

PMEG によると、Ĉu vi povus…?「…していただけませんか?」は、より丁寧な依頼です。Mi ne komprenas と Kiel oni diras … en Esperanto? は、基本のフレーズにあります。

つなぎ言葉

語カタカナ意味例
nuヌさあ、さて、ええとNu, ni vidu. 「さあ、見てみましょう。」
hmフム考えている間の「うーん」Hm, mi ne scias. 「うーん、わかりません。」
doドだから、それでPluvas, do ni restu hejme. 「雨が降っているので、家にいましょう。」
jaヤ確かに、実にVi ja scias tion. 「あなたはそれを確かに知っています。」
fakteファークテ実は、実際にはFakte, mi ne ŝatas kafon. 「実は、コーヒーは好きではありません。」
tamenターメンそれでも、しかしEstas malfrue, sed mi tamen venos. 「遅いですが、それでも行きます。」
ĉu ne?チュ ネですよね?La vetero estas bela, ĉu ne? 「いい天気ですね。」
alivorteアリヴォールテ言い換えればAlivorte, vi ne konsentas. 「言い換えれば、あなたは同意していないのですね。」
ekzempleエクゼームプレたとえばMi ŝatas fruktojn, ekzemple pomojn. 「果物が好きです。たとえば、りんごです。」

このうち3つは、使い方をまちがえやすい語です。

  • Ja は「はい」ではありません。Jes は質問に答える語で、ja は文の中にあって、それが本当であることを強めます(PMEG)。否定を強めることもできます(Mi ja ne diris tion! 「私は確かに、そんなことは言っていません!」)。sed の前で、相手の言い分を認めることもできます。Li ja estas afabla, sed mi ne fidas lin. 「彼は確かに親切ですが、私は彼を信用していません。」Jes ja! は、強い「はい」です。ReVo が日本語訳に挙げるのは、「実に」「まったく」「まさに」です。
  • Do には2つの働きがあると、PMEG は述べています。結論を示す働き(「だから」)と、疑問や命令を強める働きです。Kio do okazis? 「それで、何が起きたのですか?」、Venu do! 「さあ、来てください!」
  • Nu は、何にでも使える間投詞です。PMEG は、いらだちや同意から、疑い、あきらめ、話の締めくくりまで、9つの使い方を挙げており、口調で意味が決まります。ReVo の日本語訳は「さてそこで」「ところで」です。nu、ha、ho、hm は間投詞、tamen は接続詞をご覧ください。

話題を変える、会話を終える

エスペラントカタカナ日本語
Parenteze…パレンテーゼところで…
Cetere…ツェテーレそのほか…
Ni ŝanĝu la temon.ニ シャーンジュ ラ テーモン話題を変えましょう。
Mi devas foriri.ミ デーヴァス フォリーリもう行かなければなりません。
Estis plezuro paroli kun vi hodiaŭ.エースティス プレズーロ パローリ クン ヴィ ホディーアウ今日はお話しできて、うれしかったです。
Dankon pro la agrabla konversacio.ダーンコン プロ ラ アグラーブラ コンヴェルサツィーオ楽しいおしゃべりをありがとう。

ReVo は parenteze を、説明のための挿入と定義し、cetere(「そのほか、他方では」)にドイツ語の übrigens「ところで」を当てています。別れのあいさつは、あいさつをご覧ください。

電話とメッセージ

エスペラントカタカナ日本語
Saluton! / Halo! / Ha lo!サルートン / ハーロ / ハ ロもしもし!(電話に出るとき)
Mi estas Maria. Kun kiu mi parolas?ミ エースタス マリーア。クン キーウ ミ パローラスマリアです。どちらさまですか?
Kiu parolas?キーウ パローラスどなたですか?
Ĉu mi povas paroli kun Petro?チュ ミ ポーヴァス パローリ クン ペートロペトロさんをお願いできますか?
Momenton, mi vokos lin.モメーントン、ミ ヴォーコス リン少々お待ちください、彼を呼びます。
Ĉu mi povas lasi mesaĝon?チュ ミ ポーヴァス ラースィ メサージョン伝言をお願いできますか?
Mi telefonos al vi poste.ミ テレフォーノス アル ヴィ ポーステあとで電話します。
Mi sendos al vi mesaĝon.ミ セーンドス アル ヴィ メサージョンメッセージを送ります。

ReVo は hola、halo を、電話で「聞く用意ができた」ことを知らせるあいさつとして載せています。日本語の「もしもし」の役目です。ReVo は、PIV の著者が、halo「ホール、広間」との混同を避けるために ha lo と離して書くことを提案していること、引用した用法ガイドのひとつが Saluton! を勧めていることも記しています。「かけ直す」の意味では、revoki が落とし穴です。そのように使う人もいます(Tatoeba #542287)が、ReVo の定義は、人や物を元の場所へ呼び戻すこと、またはすでに述べたことを無効と宣言することで、電話をかけ返すことではありません。ReVo の日本語訳も、「呼び返す」「呼び戻す」「リコールする」です。「かけ直します」は Mi telefonos al vi poste か Mi retelefonos と言います。後者は PMEG の re- の型(saluti → resaluti「あいさつを返す」)にならった形で、ReVo に retelefoni の項目はありません。接頭辞をご覧ください。

語カタカナ意味
mesaĝoメサージョメッセージ(留守番電話の伝言も)
tekstmesaĝoテクストメサージョテキストメッセージ(SMS)
retmesaĝoレトメサージョEメール
tujmesaĝiloトゥイメサジーロインスタントメッセージのプログラム
mesaĝiメサージメッセージを送る。Mi mesaĝos al vi. 「メッセージを送ります。」

ReVo には mesaĝo、retmesaĝo、tujmesaĝilo、mesaĝi の項目があります。tekstmesaĝo は、用例の中でしか使われていません。

話し合いでの丁寧さ

エスペラントカタカナ日本語
Pardonu, ke mi interrompas.パルドーヌ、ケ ミ インテルローンパスお話の途中ですみません。
Ĉu mi rajtas aldoni ion?チュ ミ ラーイタス アルドーニ イーオン付け加えてもよろしいですか?
Bonvolu lasi min fini.ボンヴォール ラースィ ミン フィーニ最後まで言わせてください。
Mi respektas vian opinion, sed…ミ レスペークタス ヴィーアン オピニーオン、セドあなたのご意見は尊重しますが、…
Mi komprenas vian vidpunkton, sed…ミ コンプレーナス ヴィーアン ヴィドプーンクトン、セドあなたのお立場はわかりますが、…
Eble mi eraras.エーブレ ミ エラーラス私が間違っているのかもしれません。

ReVo は、interrompi を、自分が話して人の話を止めること、rajti を、許可を持つことと定義しているので、Ĉu mi rajtas…? は、許しを求める言い方です。エスペラントに敬語の語形はなく、丁寧さは、こうした言い回しで出します。Pardonu、bonvolu、Ĉu vi povus…? は、ありがとう・すみませんで説明しています。一度に覚えるのは5、6個にして、声に出して言ってみましょう。さらにエスペラントの学び方もご覧ください。

日本語話者がまちがえやすい点

日本語の会話表現をそのまま置きかえると、意味が変わってしまうものがあります。主なものをまとめました。

日本語直訳(避けたい形)エスペラント理由
あなたは正しい。Vi estas ĝusta.Vi pravas.ReVo の日本語訳では、「正しい」は prava にも ĝusta にも当たります。ただし ReVo が ĝusta を人に使った例は vi estas la ĝusta homo por tio「あなたは、それにぴったりの人です」で、「正しい」ではありません。人が正しいときは pravi、理解や発音が正しいときは ĝusta komprenado、ĝusta elparolado と言います。
折り返し電話します。Mi revokos vin.Mi retelefonos.ReVo の revoki は、呼び戻す、または無効と宣言する意味です。日本語訳は「呼び返す」「呼び戻す」「リコールする」です。
わかりません。(主語を言わない)Ne komprenas.Mi ne komprenas.PMEG によると、エスペラントの動詞の大多数には主語が必要です。主語がなくてよいのは、Pluvas.「雨が降っています。」や Temas pri… 「…についてです」のような少数の動詞だけです。日本語のように「私」「あなた」を省かず、Mi komprenas.、Vi pravas. と言います。
相づちの「はい」「ええ」Jes, jes.Mi komprenas. / Ĉu vere?PMEG によると、jes は、平叙文に答えて同意を示すこともできます。「聞いています」のつもりの jes は、「賛成です」の意味になりかねません。

文末の「〜ね」「〜でしょう?」のように、同意を求めたいときは、文末に ĉu ne? を置きます。La vetero estas bela, ĉu ne? – 「いい天気ですね。」

否定疑問文に答えるとき

日本語の「はい」は、質問の内容をそのまま肯定します。「コーヒーはいりませんか?」に「はい」と答えれば、「いりません」の意味です。PMEG は、否定疑問文への jes と ne の使い方に、2つの方式があると説明しています。西の言語に多い「西の方式」では、jes は肯定の答えの文、ne は否定の答えの文を表します。東の言語に多い「東の方式」では、jes は質問の内容をそのまま確認し、ne は質問全体を否定します。日本語の「はい」「いいえ」は、東の方式と同じ働きです。

質問答え西の方式東の方式(日本語と同じ)
Ĉu vi ne volas kafon? 「コーヒーはいりませんか?」Jes!Mi volas kafon. 「いります」Mi ne volas kafon. 「いりません」
Ĉu vi ne volas kafon?Ne!Mi ne volas kafon. 「いりません」Mi ja volas kafon. 「いります」

ザメンホフは西の方式を多く使いましたが、東の方式も何度か使っています。PMEG は、原則として西の方式を勧めつつ、どちらの使い方もエスペラントに根づいているので、短い答えの文を添えるよう勧めています。Jes, mi ja volas. 「はい、いります。」Ne, mi ne volas. 「いいえ、いりません。」このように言えば、どちらの方式の人にも誤解されません。

発音の注意

Ja は「ヤ」です。j は「ヤ行」の音なので、日本語の「じゃあ、また」の「じゃ」とは違います。「ジャ」の音は ĝa で、ja と ĝis(ジス)を混同しないでください。Ĉu「チュ」は短く、laŭ「ラウ」は、2音ではなく1音節です。

よくある質問

エスペラント語で「賛成です」「同意します」はどう言う?

Mi konsentas(ミ コンセーンタス)か Mi samopinias です。人は kun vi、点は pri tio で添えます。「反対です」は Mi ne konsentas です。

エスペラント語で「〜と思います」はどう言う?

ふつうは Mi pensas, ke… です。Mi opinias, ke… と Laŭ mi… は、意見を述べる言い方です。Mi kredas, ke… は固い確信を表し、ReVo は、軽い「思う」の意味で使うのを避けるよう注記しています。

エスペラント語の「vi pravas」は正しい?

正しい言い方です。Pravi は「正しい、道理にかなっている」という意味の動詞(ReVo)なので、Vi pravas でよく、Vi estas prava も正しい言い方です。反対は Vi malpravas です。

nu、do、ja はどんな意味?

Nu は「さあ」「ええと」、do は「だから」または疑問や命令を強める語、ja は、それが本当だと強める語です。Ja は「はい」ではありません。「はい」は jes です。

エスペラント語で電話に出るときは、何と言う?

Saluton! か Halo!(Ha lo! とも書きます)と言います。相手をたずねるには、Kun kiu mi parolas?「どちらさまですか?」と言います。

エスペラント語の否定疑問文には、日本語のように jes / ne で答えてよい?

場合によります。日本語の「はい」は質問の内容を肯定しますが、エスペラントでは、jes を肯定の答えとする西の方式と、日本語と同じ東の方式の両方が使われています(PMEG)。誤解を避けるには、Jes, mi ja volas. や Ne, mi ne volas. のように、短い文を添えます。

出典

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